(株)山下工業所のマグネシウム・バイオリン

新幹線の製造技術で芸術品を造る匠の会社

マグネシウム・バイオリンがスターピアくだまつに

マグネシウム・バイオリン

10月27日に全国ニュースで話題になった(株)山下工業所の「マグネシウム・バイオリン」。ネットではYahoo!Japan、Yomiuri Online、MSN産経ニュース、山口新聞などトップページで話題として取り上げられていました。(株)山下工業所は新幹線車両の先頭部分の製造を手掛ける会社で「ものづくり日本大賞特別賞」を受賞した経歴を持っています。 また、第1工場長の国村次郎さんは、2009年秋の褒章で黄綬褒章(おうじゅほうしょう)を受賞しました。さらに、山下工業所の創業者で現在同社取締役相談役の山下清登さんは2009年秋の叙勲で旭日双光章(きょくじつそうこうしょう)を受章されました。

山下工業所のコーナー

そのマグネシウム・バイオリンが10月30日~11月2日、ザ・モール周南内スターピアくだまつの「下松ものづくり博物館」で展示されています。この展示はスターピアくだまつのハート・フロアーで行われています。(株)山下工業所のコーナーではマグネシウム・バイオリン1挺 (ちょう)のほかに、アルミ製のチェロ2挺も展示されています。ビデオも流されているので、マグネシウム・バイオリンの音色を聴くことができます。

マグネシウム・バイオリンの糸巻きとスクロール部分

こんな複雑で滑らかな曲線をハンマーで叩き出したとは信じられません。しかも燃えやすいマグネシウムを溶接までしているということですから、(株)山下工業所の技術の高さには恐れ入ります。マグネシウム・バイオリンは11月4日から、今度は東京ビッグサイトで開催される中小企業総合展で展示されるそうです。

<参考>マグネシウム

元素記号はMg。アルミニウムや亜鉛などを数%加えて作るマグネシウム合金は、実用的な金属としては最も軽い。比重はアルミニウムの2/3、チタンの1/3、鉄の1/4。放熱性が良く電磁波シールド性も高いので、携帯電話、ノートパソコンなどで使われる。振動吸収性が高く、振動を嫌うハードディスクやCD、車のホイールやステアリングにも使われる。

<追記>超音速研究機の主翼部金型も製造

(株)山下工業所は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などともに、超音速研究機の主翼部を造るための金型を共同開発したそうです。>>続きは中国新聞記事

 

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