下松ラーメン 5/7
市外にあっても下松ラーメン
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●めんいち
下松市の東隣り、光市にある「めんいち」は下松ラーメンの繁盛店です。お昼時には店先に人が並びます。
醤油の香りが印象的なスープです。脂多めで味も濃く、ワイルドな北斗亭に近い力強さです。麺は武居製麺です。
質実剛健なめんいちのメニュー。で、いなり寿司一皿150円と、下松ラーメンのDNAがここにもしっかり!
メニューにチャーシュー増量はありませんが、注文するとプラス150円で対応してくれます。上の写真は中華そば(中)+チャーシュー。チャーシューは厚みがあって美味しいです。これで750円はやっぱり安いなあ。お腹一杯になります。
●はな華
めんいちから車で2,3分の場所にある光市の「はな華」。一見、山小屋風のお店です。風情がありますね。
少しアクが浮いていますが、うっすら醤油色の澄んだスープです。非常にあっさりとした中華そばで、下松ラーメンの中では最も淡麗だと思います。脂もほとんどなく女性に受けそうです。チャーシューは薄くしゃぶしゃぶのお肉ぐらいの厚さです。
●中華そば 吟(ぎん) 防府店
「中華そば 吟」は山口市と防府市の2店舗があり、今回は防府店をご紹介。経営しているのは周南市に本社がある(株)エブリシングという外食産業の会社です。
上の写真はあっさり味の匠味(たくみ)です。麺は「武居製麺」、醤油は下松の「原田醤油工場(ハラツヅミ)」、モヤシは下松の「あおき」と、下松ラーメンの王道を行く戦力で作られています。香りは紅蘭の中華そばによく似ていました。下松系にしては少し薄味で、卓上にあったラーメンだれを結構追加してしまいました。
先ほどの匠味の他に、背脂を加えたコッテリ系の極味(きわみ)、辛味噌をのせた辛味(からみ)、スープがなく醤油ダレをからめる和味(なごみ)があり、合計で4種類の味が選べます。今度行く時にはコッテリの極味を頼んでみようと思います。知人に聞くと、防府店と山口店は味に少し違いがあり、山口店はかなり流行っているとの情報を得ました。近いうちに山口市へ遠征せねばなるまい!
●原田醤油工場(ハラツヅミ)
下松ラーメンのいくつかお店は、下松市にある原田醤油醸造所のハラツヅミ醤油を使っています。単純に1種類を使うのではなく、いくつかの種類を合わせたり、他の醤油会社のものも合わせたり、お店によってバラバラです。もちろん原田醤油を使っていないお店もあります。お店のオリジナリティを明かすことになるといけないのでここで詳細は書きません。ハラツヅミの醤油は舐めると少し甘く感じます。下松ラーメンがスキヤキ風といわれるゆえんの一つだと思います。甘草(かんぞう)やモンゴル産の天然塩が使われています。